超絶技巧! 凹(おう)版印刷の細密な切手

最近切手の本を読んで少し知恵をつけたので切手の印刷の種類が気になるようになりました。特に「凹版印刷」の「直刻法」が気になります。ビュランと呼ばれる刃物で実際に銅板を彫って版を制作する技法です。つまり原寸大の版が人間の手によって彫られた、ということだと思います。なかには非常に細かい絵柄もあります。
 
その「凹版印刷」の「直刻法」で作られた(と私が思っている)切手をお見せします(違ったらごめんなさい)。絵柄がペン画風で、アミ点も見えず、インクが盛り上がっているのがそうかなと思っています。
 
1枚約4円〜10円で買いました。
 
たとえばこんな感じ。風景や人などさまざまなものがモチーフとなっています。

↓人物。イタリア。
P1020946
 
↓手錠。スウェーデン。
P1020948
よく見ると鎖が切れています。中央の黒インクのろうそくとトゲトゲも、消印ではなく切手のデザインの一部です。
 
↓動物。ニジェール。
ニジェールの場所等はこちら(ウィキペディア)
P1020951
マナティー(ウィキ)の絵です。

↓面と、そのモデルとなった動物。オートボルタ(ウィキ)
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↑上のマナティー切手と同じ、J.COMBET先生の作。
 
↓人と動物のいる風景。マリ(ウィキ)
P1020949
 
↓あとこれ! スペイン。限界に挑戦! て感じに、切手の中にさらに切手と、地球まで入ってます。
P1020945
 
↓こちらは台湾。グラデーションが綺麗。
P1020944
これもとても細かい。
どのくらい細かいかというと…
P1020942
巨大な爪楊枝ではなく普通の爪楊枝とお米です。合成でもありません。
切手の表面を指先で触ると微妙に凹凸があり、インクが細く固く盛り上がっているのがわかります。版を作る技術はもちろん、刷る技術もそうとうなものだと思います。
 
↓こちらはイタリア。
P1020947
お札みたいな雰囲気が気になって、ちょっと切手について考えました。
 
お札は巡り巡っていくものなので使用済みのハンコが押されることは普通ありませんが、切手は1回使われたら役目を終えます。
普段、ちょっとした切符や包装紙を捨てる時にも苦痛を感じる方なので、役目を終えた、いわば残骸、ガラクタであるところの使用済み切手を、そのまま持っていてもよい、というところに、なんだかやたら安らぎを感じます。小さくて美しい切手大好きです。


2014年9月11日 切手集め

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